思い描く光景を形にし、
喜びに満たされるように、はためく。

手紡ぎ手織り生地である「カディ」をインドで制作。

インドの独立運動と深い関係があった「カディ」は、
イギリスがインドの植民地支配をしていた時代に
誕生しています。

イギリスの機械織り綿布に対する抵抗手段として、
ガンジーがインド各地を歩き、
手織り布によるインド人の自立を呼びかけたために、
広く普及したと言われています。

カディは、糸を作るところから手作業で行っているため、
機械紡績の糸で作られたものと違い、
手紡ぎならではの温かみを感じられます。

全てが手作業になるので、
生産には数ヶ月という長い歳月がかかります。

ゆっくりと時間をかけて作られているため、
軽く繊細で柔らかいうえに、
風通しが良く汗を素早く吸収するなど
機能性にも優れています。

１９世紀の農夫服などに見られるパターンを参考に
作り上げられたこちらのブラウス。

比翼仕立てで、肩部分は二重に生地が重なり、
首元のギャザーがポイントとなっています。

フロントの一番上と袖、それ以外のボタンは
表情が異なりますが、
suzuki takayukiのオリジナルのボタンとなり、
放射状に刻み込まれた美しい曲線が、
柔らかな輝きを与えてくれます。

普遍的で流行に関係無く、
長く着ていただけるデザインです。
是非、その心地よさを体感してみてください。