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茜で染められた衣服

こんにちは、石原です。

 

祈りには時折、その過程において、

恐れを伴うことがあります。

忍び寄る不安の影や、疑いの眼差しや、

渦巻くような震える音や、

そういったものが瞼の裏側にべたりと貼り付き、

なかなか立ち去らない。

 

けれど、そこでおののいて、

祈ることをやめてしまえば

その先に触れる光が、

この瞼に与えられることは決してない。

 

たゆまぬ祈りの想いを、何にも脅かされず

続けることは、容易いことではありません。

 

先日訪れた、

haruka nakamura 「12月のカーテンコール」、

去年は京都で聴き、今年は大阪で聴きました。

私に与えられた祈りの時間、

たくさんの厳しさと、眩しさと、

たくさんの喜びと、悲しみがありました。

素晴らしい公演だった。

 

届くことに意味があるわけではありません。

誰かが誰かのことを祈り続けているという事実があり、

その確かさが、今目に映る風景と日々の中にあって、

大切な誰かがその祈りの中で、

安心して生きていくことを

ただ願っているだけなのです。

 

 

モデル身長:168cm

 

本日は、ikkuna suzuki takayukiより届いたばかりの

臙脂色のお洋服をご紹介いたします。

 

臙脂色は、黒みをおびた深く艶やかな紅色をいいます。

茜の根から抽出した色素を使って表現されたこちらの色。

高貴な美しさを滲ませ、確固たる強さと優しさを

その色にしたためています。

 

茜は飛鳥時代から染料として使用されている

最も古い植物のひとつです。

 

 

 

こちらのtucked one-pieceは

今季非常に人気のあったモデルです。

柔らかな綻びや、和やかな秩序、

触れると安堵し、感謝の気持ちを込めたくなります。

 

タックが印象的にほほ笑む、

前開きのワンピースです。

こちらの形が新たに茜に染め上げられ

入荷いたしました。

 

 

40番単糸の軽くてソフトなガーゼ素材。

洗いや染めの加工を施すことにより

ふわりと空気を含んだような風合いに仕上がります。

 

春、夏、秋、冬、全ての季節において、

ご着用いただける生地感です。

 

 

モデル身長:168cm

 

こちらのgathered-sleeve blouseも

今季非常に人気のあったモデルです。

 

心が得も言われぬ笑みに包まれ、

素直な気持ちが溢れだし

全ての生きるものに優しさを向けたくなる。

そんな穏やかさに満ちたブラウスです。

 

 

軽くてソフトなガーゼ素材を使用し、

洗いと染めの加工をかけることにより、

ふわりと空気を含んだような風合いに仕上がっています。

 

 

袖の形が非常に可愛らしく、着用した瞬間、

高揚を隠すことが出来ません。

 

 

ボトムのシルエットも問わないので、

お写真ではパンツをあわせていますが、

スカートも大変素敵です。

 

 

 

そして、ikkunaの定番的にご好評頂いている、

ガラ紡ソックスも茜色が登場いたしました。

 

まるで手紡ぎのような素朴さとぬくもり、

しっかりとした質感と、

一年中を通して包み込んでくれるオーガニックコットン。

 

落ち着いた色合いのお洋服に差し色を足して、

心がふわりと楽しくなるように。

 

茜色に染められたikkunaのお洋服たち、

冬の景色に美しく花開いて、

特別な存在感を与えてくれるに違いありません。

 

ishihara_reli

Written by

ishihara_reli

Re;li ディレクター。 演劇と、本と、Re;liを通して出会えた人が、 自分にとっての大切なもの、必要としているものです。