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semeno 2018AW

こんばんは、石原です。

 

自分は一体未来に何が残せるだろうか、

ここのところ、繰り返し頭の中で辿っている問いです。

生を受けて、今という幸福な時間を

積み重ねられるようになるまで

誰もがそうであるように、いろいろなことがありました。

 

幼い頃に思い描いていた、世界樹の物語のこと、

あの頃は小さな夢の世界だったけれども、

この年齢になり、深くその物語を理解することが出来、

心に根付き始めた。

 

「地球の真ん中には、マグマなどなくて、

大きな一本の木がある。

この世の悲しい物事や、醜いものを隈なく吸い取り、

澄み渡る美しい空気に変える。」

 

そんな現実味のない夢想は、今の私には

かつてのように夢物語ではなくて、

現実に取って代わられるほどの力をもって、

差し迫ってきています。

 

私がいなくなった未来に、私は何を残せるだろう。

生きている間になるべくならば、徳を積みたいと、

誰もが心のどこかで思っている。

自分が生きるこの星にとって、この社会にとって、

これからを生きる子どもたちにとって

自分は一体何ができるだろうか。

 

その答えが、どんどん研ぎ澄まされ、

明確化してきています。

私が残したいものは、形を成している。

それを伝えていくこと、振る舞いによって

痕跡を置いていくこと、

まるでいつまでも消えない余韻のように、

私はこの先に、残したいものがある。

 

 

 

[semeno 2018AW]

 

誇らしげに、輝きを放つ。

デザイナーである宮本さんの感性から

この世界に生まれた瞬間、

誰もが目を逸らせなくなる。

 

semenoの新作、入荷いたしました。

 

 

 

完売していた時期が長く続きましたが、

多数Re;liに届きました。

 

 

静まり返った音が鳴る。

ひやりとした気配の先にある、培われた営みが、

人の肌に、事もなげに滑り込みます。

 

 

 

光を閉じ込めたパーツには、

眩さが零れ落ちないよう

歴史と時間を、ひとつひとつ刷り込んでいく。

 

 

 

単純ではない構成を、

深く考えることなく一瞬で美しいと思う。

思いつく言葉もままならないほど、

ひとを簡単な存在にしてしまうsemenoのアクセサリーです。

 

 

入荷したばかりですので、

現在50種類近く店頭に並んでいます。

それぞれの持つ正しさは、

感嘆の声に還される。

 

 

明日には一部オンラインにてご紹介出来るかと思います。

遠方のかたもどうぞ、楽しみにお待ちくださいませ。

ishihara_reli

Written by

ishihara_reli

Re;li ディレクター。 演劇と、本と、Re;liを通して出会えた人が、 自分にとっての大切なもの、必要としているものです。