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suzuki takayukiのアーカイブ

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    embroidered blouson

    こんにちは、石原です。

     

    ふと窓の外を見たら、まだ明るくて、

    その時間は18時すぎたくらい。

    陽が長くなったのだと、思い当たった。

    太陽がまだ照らしてくれているのだと思うと、

    胸があたたかくなった。

    夜は、否応なく訪れて、太陽をまた恋しく思う。

    そんな毎日を繰り返している。

    きっとみんなそうなのだ。

     

    夜になると夢と現実が地続きになって、

    輪郭があやふやになる。

    こちら側なのかあちら側なのか、

    目を閉じているのか、開けているのか。

    人の形を失って、意識だけが取り残されているように。

     

    そんな時に、ふと声が降りてくることがある。

    誰かはわからない、

    もしかしたら天使かもしれない。

    世界がまた新たに作り直され、そこに魂が宿る。

    果たさなくてはいけないことがまだあることを

    告げられているように思う。

     

    ずっと心に住まう約束は、叶わないかもしれない。

    けれどその時そこにあった気配だけで

    もう十分生きていける気がしている。

    この時間を、知らない世界に

    生きていなくて良かった。

     

     

    [suzuki takayuki / embroidered blouson]

     

    本日ご紹介いたしますのは、

    展示会にて一瞬にして心奪われ、もうそこから

    目を離すことができなくなってしまった

    こちらの美しく素晴らしい、

    suzuki takayukiのブルゾンです。

     

     

    suzuki takayuki / embroidered blouson col.nude
    NATIVE VILLAGE /  十三 ギャザースカート col.mint
    モデル身長:157cm

     

    スカジャンというものを着てみたいと思ったのは

    このブルゾンが初めてかもしれません。

    可憐で愛らしい中に、揺るぎない能動的な姿勢を

    思わせ、強さからは程遠く、柔らかい気配を携え、

    象徴的に自己を表しているように思える一枚。

     

     

     

    今シーズンのキーカラーは‟薄桃色”

    デザイナーが、北海道の自宅の庭に咲く

    薄桃色の花にインスピレーションを得て作られています。

     

    ひとつひとつの花が、その命を静かに開き

    見るもの全てに、ささやかな幸福を添えていく。

     

     

    suzuki takayuki / embroidered blouson col.nude
    suzuki takayuki sleeveless shirt dress col.pink
    モデル身長:157cm

     

    上品に光沢を表すレーヨン素材に、

    職人の手作業で成し遂げられた、細やかな刺繍。

    裏地にはコットンを使用し、

    優しい肌あたりを実現しています。

     

     

     

     

    今にも揺れ動きそうな花の刺繍、

    日本の技術、手仕事に触れると、いつも胸震える。

     

    suzuki takayuki / embroidered blouson col.pink
    NATIVE VILLAGE / NO.01 One flower and a bird スクープネックギャザーワンピース col.off white
    MARCOMONDE / Short Sheer socks col.l.yellow
    モデル身長:168cm

     

    お色違いのピンクには、少女の心を優しく抱き留めて

    いざなうような、そんな色彩の輝き。

     

     

     

    花たちが集うコーディネート。

    今年は桜が散ってしまうのが殊更寂しく思いました。

    永遠にそのままで、儚く散り続けても

    次から次へと咲き誇るさまを夢見ていた。

     

     

    個人的な話ですが、今年の春夏は鮮やかな色のものを

    たくさん買いました。

    色の力が示唆してくれる方角を見つめながら

    明るさを選ぶことを忘れないように

    自分を焚きつけていたように思います。

     

     

    色が与えてくれることは意外と多い。

    色彩を感じられることのできない場合においても

    眩さや、暗さやそういったものの中に

    色のグラデーションが広がっている。

    そこから感じ取れるものは、思いのほか多い。

     

    suzuki takayuki / embroidered blouson col.pink
    ikkuna / suzuki takayuki gathered pants col.charcoal gray
    モデル身長:168cm

     

    まだ肌寒い季節、芽吹いていく命の気配を感じながら、

    花が咲き誇るこちらのアウターを羽織る。

    心華やいで小さく灯りが灯りそう。

     

     

    開け放した窓から、木洩れ日や風が優しく射すように、

    そんな想像や景色が浮かび上がる洋服に

    包み込まれていたい。

    Written by

    ishihara_reli

    Re;li 店主。 演劇と、本と、Re;liを通して出会えた人が、 自分にとっての大切なもの、必要としているものです。