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    NATIVE VILLAGE / NO.03 Spade ♤♠ オーバードレス

    こんにちは、石原です。

     

    空に浮かぶ、誰の目にも捉えることの出来ない、

    大きなガラスの球体が、どこかに存在するらしい。

     

    なぜそれを人の目で捉えることができないかは、

    予測でしかないけれど、

    ガラスの表面が、薄く薄く引き伸ばされて、

    空気の層に紛れ込んでいるからだと聞く。

     

    その球体の中に忍び込める日が、幾年かに一度あって、

    靴のかかとが、その繊細なガラスを割ってしまわぬよう、

    裸足のまま、じっと空を仰ぎ、待つ。

     

    そうすると、いつのまにか包み込まれていて、

    遠く宇宙の彼方、星と暗闇しかない場所へ、

    空気のない、美しさと冷たさを持つ場所へ、

    連れて行ってくれるらしい。

     

    その話を私は、雨耳(あめみみ)の彼から聞いた。

    いつもくぐもった音しか、耳の中にない、

    私の声も、ピアノの音も、ぼわりとしか聞こえない、

    彼の耳。

     

    雨耳(あめみみ)の彼が、その朝、

    布団の片隅で、話して聞かせてくれた。

    暑くもなく、ぬるくもない、柔らかい日和。

     

    窓にあたる雨の音が、

    目を閉じると、

    弾けて、瞬く、星の響きに似てる気がした。

     

     

    [NATIVE VILLAGE / NO.03 Spade ♤♠ オーバードレス]

     

    本日ご紹介するのはこちらのワンピース。

    始めは違うお品物をご紹介しようと思い立ったのですが、

    こちらをコーディネートに使用することを決めた時、

    なんて私はこの洋服のことが好きなのだろう、

    と心に多幸感が生まれ、

    こちらをみなさまにご覧いただきたくなりました。

     

    NATIVE VILLAGE / NO.03 Spade ♤♠ オーバードレス

    gasa* grue / ブルー セーラーエプロン col.white

    gasa* grue / ブルー フラワーレイ col.white

     

    真っ白なお洋服と小物を、

    まるで一つのワンピースのように仕立て上げる、

    コラージュしたようなコーディネート。

    ワンピースの上からベストを重ね、

    そのベストの裾から、ちらりとフリルを覗かせています。

     

    真っ白さに対等でいられるように、

    自分の好きではない部分を

    そぎ落としていく力を得るため、

    白い衣服を纏う。

     


    NATIVE VILLAGE / NO.03 Spade ♤♠ オーバードレス

    NATIVE VILLAGE / NO.08 Grail♡ カーディガン col.white

    gasa* grue / ブルー フラワーレイ col.white

     

    夏の白は、清らかな風を思い起こさせますが、

    冬の白は、柔らかい雪を思い起こさせる。

    ニットのカーディガンを纏い、澄んだ空気に溶け込む。

     

    さっきは腰に巻いたフラワーレイ。

    今度は付け襟のように。

     

    自由度の高い、創造性を無限に秘めた、

    実は万能なこちらの小物。

    ただ身に付けているだけで、楽しくなり、華やかになる。

     

    そして、こちらの大変美しいコートとのコーディネート。

    ブルーと白、澄み渡る空の景色が頭に浮かびます。

    遮るものなど何もない、透明で真っすぐな色合わせ。

     

    真っ白のワンピースには心なしか、

    そわそわとした気持ちを持ちがちですが、

    一度着始めると気分までもが澄み渡る。

    冬まで着れる真っ白のワンピース、

    ぜひお試しくださいませ。

    ishihara_reli

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    ishihara_reli

    Re;li ディレクター。 演劇と、本と、Re;liを通して出会えた人が、 自分にとっての大切なもの、必要としているものです。

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    ikkuna / suzuki takayuki / potter’s coat

    こんにちは、亀丸です。

     

    窓に映る景色が揺れていた。

     

    はじめは景色が揺れていることを疑った。

     

    次に考えたのは、窓の中には誰かがいて
    景色が揺れている様に見えているかもしれないと思った。

     

    最後には、信じ難いけど、
    「本当は自分自身が揺れているのかもしれない。」
    、とも思った。

     

     

    結局どれも違っていたのだけれども、
    この小さな出来事から派生して
    自分の知識の中で、
    表面的な部分だけを受け入れた思い込みというものは
    思考も可能性も狭めるものだと思った。

     

     

    目を凝らしてしっかりと観察し、
    自分の枠だけにとらわれない答えを見つける。

     

     

    そういう広い思考を持った人でありたいと思う。

     

    ikkuna / suzuki takayuki / potter’s coat col.nude
    NATIVE VILLAGE / NO.06 Rois ♣ clover ラウンドカットドレス col.off white
    trippen / Edel col.black
    susuri / ティントソックス col.coffee×mustard
    モデル身長 : 153cm

     

    本日は、ikkuna / suzuki takayukiのpotter’s coatのご紹介です。

     

    ikkuna / suzuki takayukiのコートは毎回男性にもご好評いただいており
    今回は女性のコーディネートに加えて
    男性着用のコーディネートをメインにご紹介いたします。

     

    やや厚みのあるリネン×ウール素材でつくられており
    すっぽりと体を包み込んでくれる、ゆとりのあるシルエットです。

     

    生成りのワンピースと共に合わせた
    柔らかな雰囲気溢れるコーディネート。

    小柄な方はお袖を一つ曲げての着用していただくと
    ちょうど良くなります。

     

    ikkuna / suzuki takayuki / potter’s coat col.mustard
    KLASICA / SH-028 LS col.white
    suzuki takayuki / easy pants
    trippen / Casual
    モデル身長 : 177cm

     

    こちらから、男性着用のコーディネートのご紹介です。

     

    モノトーンの上下に、
    落ち着きが感じられるマスタードカラーを組み合わせて。

     

    お色の組み合わせが暗くなりがちな秋冬のお洋服を、
    程よく明るく印象付けてくれます。

     

     

    背中のポケットも印象的です。

     

     

    ikkuna / suzuki takayuki / potter’s coat col.black
    Honor gathering / Italian Cotton Smooth Mock Neck T col.ash
    suzuki takayuki / easy pants
    trippen / Durby

     

     

    気軽さのあるコートですので、
    カットソーの上から羽織っても、
    きちんと感とラフさが程よいバランスに。

     

     

    ikkuna / suzuki takayuki / potter’s coat col.nude
    suzuki takayuki / pocket t-shirt
    suzuki takayuki / easy pants
    trippen / Herfel

     

     

    朝晩の気温差が激しい季節の変わり目には
    Tシャツの上から羽織るコーディネートがおすすめです。

     

     

    ユニセックスでご愛用いただける
    ikkuna / suzuki takayukiのコート。

     

     

    秋の始まりにおすすめの1着です。

    midori_kamemaru

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    midori_kamemaru

    今も昔も変わらず、お洋服が好きです。

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    ikkuna suzuki takayuki / flared tank-top

    こんにちは、石原です。

     

    そこにそびえ立つのは、全て書籍で作られた建物で、

    きめ細やかに積み上げられたそれらは、

    言葉の鎖で強く繋げられています。

     

    建物の外壁には、写真集や画集の表紙が、

    まるでタイルのように整然とはめ込まれ、

    色彩豊かな景色を、その街の片隅に投げかけていました。

     

    私は最上階の一室に、その日宿泊することになり、

    紙に含まれたインクの匂いを体中に吸い込みながら、

    眼下の景色を眺められずにいました。

    高いところが得意ではない私は、

    窓の近くに備え付けられたベッドに、

    こじんまりと座り込み、真っすぐの外の景色を眺めます。

    空中に浮かぶ飛行船や、山並みの輪郭。

     

    あまりに高すぎる建物におびえる私を、

    隣に座る人は安心させるように、

    そっと背中に手を当てて、

    「大丈夫。高いところは、うんと、風通しが良いから」

    と言いました。

     

    刻一刻と山の稜線が赤く染まり、

    気付けば、濃く深い青が、全ての世界を覆いつくしていました。

     

    ふいに窓を開けると、冷たい水の匂いがして、

    覗き込んだ先には、広くしなやかな、川のベランダが広がっています。

     

    階段状になったベランダには、

    どこからか溢れるように川が流れ、

    その緩慢な動きは、コマ送りのように

    水しぶきやあぶくの所作を、

    澄み渡るほど、はっきりと映し出していました。

     

    川に足を浸しながら、隣にいる人が、

    掌から、満月を落とします。

    落ちたそばから、みるみる波紋が生まれ、

    その波紋ひとつひとつに光が滲んでいき、

    月はいつの間にか、光の川になる。

     

    そのことを隣にいる人は、

    随分前から知っていたかのように

    優しく、誇らしく、

    私に微笑んでみせました。

     

     

    [ikkuna suzuki takayuki / flared tank-top]

     

    本日は、一枚あるだけで、お洋服の着こなしが随分と広がり、

    楽しさが幾重にも増していく、とっておきのタンクトップのご紹介です。

    一枚で成り立つお洋服も魅力的ですが、

    お手持ちのものに加えるだけで、

    まるで違う世界に連れて行ってくれるこちらのタンクトップは

    重ね着を楽しみたいかたに打ってつけのお品物です。

     

    ikkuna / suzuki takayuki/ flared tank-top col.lightcoral
    NATIVE VILLAGE / NO.08 Grail♡ セーター col.white
    NATIVE VILLAGE / NO.08 Grail♡ マフラー col.white
    NATIVE VILLAGE / NO.05 Valet ♧ clover キルティングラウンドカットスカート
    モデル身長:154cm

     

    今シーズンすでにご好評いただいている、

    NATIVE VILLAGEのニットシリーズ。

    秋冬のウール素材にさりげなく忍ばせると、

    彩りの華やかさと素材感の軽やかさが足され、

    コーディネートを立体的に引き立たせてくれます。

     

     

    リネン素材のこちらのタンクトップは、

    恐ろしく着心地が良く、今この時期に着用いたしますと、

    なんとも心地よいひんやり感と涼しさを与えてくれます。

    お洗濯もご自宅でザブザブ。

    すぐに乾いて、すぐ着れる。

     

     

    なだらかに傾斜するデザインが眺めていて、

    妙に心地よい。

     

     

    こちらは私物のカットソーの下に重ねています。

    Vネックからと裾からと現れるピンクのお色は、

    肌の色に近いので、馴染みやすく合わせやすい。

     

    ikkuna / suzuki takayuki/ flared tank-top col.lightcoral
    evam eva / i/c wide tuck pants col.sumi
    samulo / hn-013

     

     

    ラックダイという植物で染められた、

    薄ピンクの淡く優しい色。

     

     

    ikkuna / suzuki takayuki / flared tank-top col.cobalt blue
    ikkuna / suzuki takayuki / puff-sleeve blouse
    ikkuna / suzuki takayuki / painter pants col.one washed
    semeno / ホワイトベネチアガラス×グリーンチェコガラス×スモーキークォーツ×シルバーネックレス
    trippen / soft

     

    オンラインではご紹介できていないのですが、

    店頭で大変ご好評いただいております、

    ikkuna suzuki takayukiのパフスリーブブラウス。

    リボンが付属でついており、ウエストをぐっと絞っても素敵です。

     

     

    クチナシの実より抽出された色素は、

    鮮やかでまばゆく、吸い寄せられるように視界に入る。

     

     

    毎シーズン人気がありますikkunaの

    形の美しいデニムと共に。

     

     

    ブラウスとデニムだけでももちろん素敵だけれども、

    この裾からあらわれるカットソーを組み合わせるのと、

    組み合わせないのとでは、随分と印象が異なり、

    こちらのほうがより、印象的な着こなしになります。

     

    個人的にもとてもおすすめで、便利な一枚なので、

    みなさまのお手持ちのお洋服と、

    頭の中で組み合わせて、想像をして頂けると嬉しいです。

    ishihara_reli

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    ishihara_reli

    Re;li ディレクター。 演劇と、本と、Re;liを通して出会えた人が、 自分にとっての大切なもの、必要としているものです。

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    YAB-YUM / MANY BUTTON SH

    こんにちは、亀丸です。

     

    日々、暑い夏の日が続いておりますが、
    店内には涼し気なお洋服に加えて、
    秋冬のお洋服が届き共に並んでおります。

     

    これから残暑だというのに、
    あたたかみのあるお洋服に囲まれていると
    秋の涼しい季節が待ち遠しくて仕方ありません。

     

    YAB-YUM / MANY BUTTON SH
    NATIVE VILLAGE / NO.05 Valet ♧ clover キルティングラウンドカットスカート
    trippen / Edel col.black

     

    本日は、YAB-YUMが提案するアンダーウェア、
    MANY BUTTON SHのコーディネートをご紹介いたします。

     

    涼し気な青みがかったグレーと、
    優しい風合いの生成り。

     

    体のラインにぴったりとくるシャツと、
    ふんわりと柔らかみを帯びて広がるスカート。

     

    それらの相反する結びつきによって、
    新たな雰囲気を生み出しているコーディネート。

     

    YAB-YUM / MANY BUTTON SH
    ikkuna / suzuki takayuki / trench coat
    ikkuna / suzuki takayuki / painter pants
    trippen / Tiger

     

    ややカジュアルさが感じられる
    トレンチコートとデニムのインナーに。

     

    しっかりと存在感を放つ赤みが強めのオレンジ色。

     

    落ち着いたお色味のコーディネートに、
    女性らしさが加わり、とても華やかな印象に。

     

    YAB-YUM / MANY BUTTON SH
    gasa* grue / ブルー セーラーエプロン
    muku / 紐付きギャザースカート
    trippen / Edel col.black

     

    重ね着アイテムとして重宝する
    セーラーエプロンのインナーとして
    カットソーのように取り入れても素敵です。

     

    使用用途が幅広く
    普段のコーディネートを
    新たな境地に導いてくれるお洋服です。

    midori_kamemaru

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    midori_kamemaru

    今も昔も変わらず、お洋服が好きです。

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    muku / フレンチスリーブドレス

    こんにちは、Re;liの石原です。

     

    少し前のこと、不思議で優しい夢を見ました。

     

    私にとって夢と言うのは、何気なく見過ごすように存在しているものではなく、

    かと言って、差し迫って重大さを覚えるようなものでもなく、

    どこか心に溜まって、日常を小さく揺るがすものです。

     

    足を踏み入れたことのない土地、会ったことのない人、

    想像の中でいつか訪れたいと思っていたからなのか、

    夢の中ではとても身近な存在として現れました。

     

    心に思い浮かべれば、すぐその場所にたどり着くことが出来て、

    訪れるたびに、飴を手に握らせてくれた。

    どんな会話を広げたのかは、まるで覚えていないのですが、

    とても綺麗なあたたかい目をしていたことは、深く焼き付いています。

     

    私は飴を握った手を、そっとポケットに仕舞い込んで、

    決して失くさないように、握り締め続けていました。

    夢の中の私は、その飴の感触をとても大切に思っていました。

     

    溶けずに、いつまでも手の中に在り続けてほしいと、

    目覚めた今も、そう思っています。

     

     

    [muku / フレンチスリーブドレス col.black stripe]

     

    本日は、mukuの涼やかで、心和むこちらのワンピースのご紹介です。

     

    日差しの強い、ただ佇んでいるだけでも、汗が零れ落ちる季節。

    この時期になると、お店をご愛顧いただいてるお客様が、

    mukuを着用して足を運んでくださることが増え、

    みなさま一様に、涼しくて気持ちが良い、と口を揃えておっしゃって下さいます。

     

    こちらのワンピース、実はお色違いを個人で購入いたしまして、

    幅広い着こなしができることを体感しておりますので、

    みなさまにご紹介させていただけたらと思います。

     

    まずは一枚で、潔く、さらりとお召しいただく着方。

    季節を感じるお洋服の着こなしをお楽しみいただくのであれば、

    サンダルに日傘を。

     

     

    日傘なしでは到底過ごすことなどできない、熊本の猛り狂う暑さ。

    日除けとしての存在では物悲しいので、お洋服をより引き立ててくれるような

    美しい日傘を。

     

    Tabrikの日傘は、職人さんの手仕事が隅々まで感じられる、

    しっかりとした、手に馴染む傘です。

    まとめた時に輪郭を彩るフサフサが、一つの場所に寄り集まって、

    閉じて持ち歩くのも大変素敵なお品物。

     

     

    Re;liにて今季唯一セレクトしているサンダル。

    SHOE&SEWNのレザーサンダル。

     

    ひとたび足を入れると、予想をはるかに超えた、

    吸いつくような気持ちの良い履き心地を知ることになります。

    はじめて履いた時の、驚きの感覚は今もなお覚えている。

     

     

    ここのところ私が個人的に好んでいる着方の一つとして、

    ワンピースの上からスカートを重ね合わせ、

    まるでトップスとスカート、それぞれを着ているような視覚的効果を与える、

    という着こなしがあります。

     

    ワンピースの可能性を押し広げてくれるお品物として、

    こちらのスカートを組み合わせました。

    [GARMENT REPRODUCTION OF WORKERS / OLD FARMERS SKIRT col.black check]

     

     

     

    袖丈や首元の肌が見え隠れする季節になると、

    アクセサリーにも目が留まる。

    中毒性のある、Re;liでも吸い込まれるようにみなさまお買い求めいただく、

    semenoとsamulo。

     

     

    足元にはtrippen KUMAMOTOでもご好評いただいている、TIGER。

    高いフィット感、そしてお洋服をより際立たせ、

    雰囲気を高めてくれる一足です。

     

     

    こちらのワンピースの良い点は、インナーにハイネックを入れることにより、

    秋も冬もお召しいただけるというところ。

    夏には涼やかであり、秋冬にはあたたかく包み込んでくれる、

    一年中お使いいただける一枚だと言えます。

     

     

    首元には、すでにお問い合わせをたくさんいただいております、

    涙ガラス制作所の思い羽ネックレスを。

    ガラスの中に閉じ込められた、美しい羽が二枚そっと寄り添っていて、

    永遠に解かれることのない深い愛情を感じます。

    今週中にはオンラインにてご紹介スタートいたします。

    どうぞ楽しみにお待ちくださいませ。

     

    夏は涼しくなければならないし、夏だけでは心もとない。

    そんな願いを叶えてくれるmukuのワンピースのご紹介でした。

     

    ishihara_reli

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    ishihara_reli

    Re;li ディレクター。 演劇と、本と、Re;liを通して出会えた人が、 自分にとっての大切なもの、必要としているものです。