RENが根底にあるものを大切にしながら
新たな質感や表情のある素材を追い求められる中で
出会った”編む”という技法。

べジタブルタンニン鞣しを施したやぎ革を、
石畳編みで仕上げたレザーメッシュです。

使うほどにやわらかく馴染み、艶が増し、
深みのある色合いに変化していきます。

裁断した革を継ぎ合わせてできた長い紐を
木型に沿わせながら丁寧に編み込んであるため、
同じ面積の製品を作るのに比べ、
約5倍もの革を必要とします。

編み方は「石畳編み」と呼ばれる、
カゴによく使われる技法。
小石を敷き詰めたような編み目は
規則正しく丈夫でありながら、
透け感や軽快さも魅力です。

名うての職人が集まるインドのアトリエで、
細部まで抜かりなく、美しく編み込まれており、
てまひまも惜しみなく詰まっています。

また、しなやかな編み目の風合いを出すために、
あえて柔軟性のある接着剤を選んでいます。

重厚感や高級感を醸し出せるのが
レザーバッグの良いところですが、
そこまで気負わずしても、
たとえば夏にさらりと持って出かけて欲しい。

こちらのバッグには、そんな想いが込められています。