いつまでも色褪せることを知らない、
生地違い、お色違いで持っておきたくなる
suzuki takayukiの名作、peasant dress。

18世紀の農夫服をモチーフにし
デザインされたプルオーバードレスです。

カッポリと被るだけで、驚くほど存在感を放ち、
衣服の大きな力を感じるこちらのワンピース。
すとんとしたデザインのプルオーバータイプで、
ボタンの下側には深いフロントタックが入ります。

ノーカラーの首元に、前後差のある着丈、
背中にも深いフロントタックが入り、
シンプルでありながら、どこにも存在しないような
気配を醸し出します。

サイドには深めのスリットが入り、
動きやすさと、視覚的な軽やかさがあらわれます。

美しいシワ感と適度な張りがあるリネンの素材に、
上質で柔らかなウール素材を混紡した糸で
低速で時間をかけて織り上げた生地です。

麻は保温力のある素材ですので、
ウールと合わさることで
さらに温もりを感じていただけると思います。

麻素材ならではのシワ感は
使うごとに生地がほぐれ、
さらに柔らかく味わい深い風合いになっていきます。

フロントの一番上と袖口のボタンは
suzuki takayukiのオリジナルのボタンとなり、
放射状に刻み込まれた美しい曲線が、
柔らかな輝きを与えてくれます。
ヒヨク部分はプレーンなシェルボタン。

細やかな表情の違いを大切に配置し、
大事に仕立てられたことがしっかりと伝わる一枚です。

きっちりとボタンを留めて着用いたしますと
厳かで、信心深い印象に。
ボタンを開け放ち、後ろに抜いて着ていただくと
かっこよく、ラフな印象に。

一枚で着用したり、重ね着をすることで
年間を通してご着用いただける時期の長い、
非常に重宝する一枚です。